農業を副業にした建築業者
新分野に進出して収入減をカバー
| 不況で受注減の建設業者 農業で新ビジネス模索 |
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| 公共事業の減少と不況に苦しむ建設業者が、農村で副業を始める動きを活発化させている。全国では「建設帰農」という言葉が脚光を浴びた2004年ごろから目立った現象だが、兵庫では同年秋の台風23号に伴う復旧工事が続いたため、遅れて波がやってきた形だ。農業や地域の実情に目を向けつつ、各業者は得意な技術や機材などを生かそうと、生き残りを懸けた新ビジネスの模索を続けている。 |
| 出典 「神戸新聞」 2009年2月21日 |
需要が急降下して、厳しい経営環境にあるのが建設業者です。
そのため、本業である建設業以外の新たな事業への進出についても、検討していくことが求められています。
建設業者の進出例が比較的多い分野には福祉や介護、環境やリサイクル、リフォーム事業がありますが、最も参入しやすいのは農業です。
地方の建設業者は山間地域に拠点を置いていて、従業員も農家出身で農業経験がある人が多いです。
さらに林業においても、建設資材として木材を利用し、環境に配慮した新しい工法を開発し、既に実績を上げている企業もあります。農業から林業、環境へと技術を応用できるのは効率的でしょう。
不況で資金調達は難しいですが、既に建設用の機械はあります。機械を遊ばせないように農地を耕したり、草刈り代行を始めている業者もいます。
また、農業以外の福祉分野では高齢社会を反映して、介護サービス事業も必要とされています。直接、介護施設を運営するよりも、バリアフリー住宅の技術に特化した住宅リフォームが人気です。床の段差解消や手すりの設置などの需要が高いです。
今までの新築住宅や公共事業を請け負うだけではなく、シックハウス対応、断熱改修、セキュリティ強化、耐震対策などの積極的な事業展開が必要です。
ただし、技術力、顧客、資産などの経営資源における他社競合との差別化、受注産業のための資金調達が困難、そもそも仕事がないが人材も不足しているといった課題もあり、新分野の進出も一筋縄ではいきません。